読者の感想文集
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音相理論の凄さに感動
- 「日本語の音相」と「ネーミングの極意」、息もつかずに読みました。
前人未踏の「ことばのイメージ研究」。
その全貌が私ながらに理解でき、音相理論の凄さと奥の深さに感動しました。
50年のご研究とか、確かにそれぐらいかけなければ纏められない大研究だったと思います。
それをお一人で基礎から立ち上げられたとのこと、さらなる驚きを禁じ得ません。
このような書物こそ、日本語や日本文化を愛する人の必読の書だと私は思います。
どうか、ますますのご研鑽とご活躍をお祈りいたします。
- t.tsuchiya
詩歌の音楽性を解明した画期的快著
- 先生の「音相」理論は、これまで不毛だった日本の伝統的詩歌の音楽性の重要性を解明するための画期的な研究成果と存じます。
俳句の実作者としても、深く琴線に触れるものがありました。
短歌や俳句では、音数律についての言語学的理論はある程度の進歩を認めますが、音韻的効果については、折口信夫の『言語情調論』などはありますがまだまだ不十分にして、未だに「調べ」という曖昧な概念に甘んじているのが現状です。
先生の「音相」は、まさにそのあたりの本義を闡明するものと考えます。
取り急ぎ、お礼まで。
- 「俳句スクエア」代表・五島篁風(医師)
感涙で読んだ音相理論
- 私は日本文化系の学科に通う大学一年生で、進学するかどうかも決まらない時期から、日本語の「聞いたときの印象」に大変興味がありました。
しかし、それをズバリ扱う本は殆ど無く、見つけたとしても難解な学術書で、それを読みこなせるほどの力も知識もありません。
自分なりに五十音表などを作って研究はしてみましたが、さすがに客観的な説明も出来ずに悶々としている折、書店で「ネーミングの極意」を見つけ、心から感動するとともにほっとしました。
このような、形も無く説明するにもなかなか難しいことを、非常にきちんと研究なさっている方がいらっしゃることに、本当に感銘を受けました。
今までは「なんとなく」で終わり、不思議に思うけれども自分で調べるのは難しかったことが、音相理論として出来上がってきている、そして、それを解り易く紹介する本やサイトも存在している。
凄いことだと思います。
この時代に生まれて良かったなあと心から思っています。
私は、拙いながら趣味で文章を書く人間です。
たったひとつのフレーズの違いが、全く違う印象となって立ち現れてくる凄さと怖さを、今まで何回も体験しました。
また、登場人物の名前ひとつにしても同じことがありますし、プロの作家の方の作品でも、「イメージどおりの名前だなあ」と作品に没入することもあれば、「どうしてこんな名前なのだろう」と馴染めないときもあります。
その不思議な現象を解く鍵が具体的に説明された「ネーミングの極意」と音相システム研究所さんのサイト、どちらも興味深く拝読させて頂いております。
もしも叶うなら、私は大学で日本語の印象についての研究をしていこうと考えています。
夢と感動をありがとうございました。
これからも、サイトの更新や新刊の発行など楽しみにさせて頂きます。
- (北海道扶美)
ことば研究に欠かせない、大事な一里塚
- 「音相」という存在を知ることもなく「日本語の美」を考え続けてきた己の不覚を、本書を読んで深く恥じ入りました。
音相はこれまで、学者や評論家たちが全く気づかなかった日本語美の奥殿に横たわる玉のような真髄だといえましょう。
しかも木通先生の偉業は、それを文芸作品から商品名や流行語にまで広げてその本義を実証的に解明しておられることです。
本書が世に出た以上、今後は音相を知らずに言葉のことは語れない時代がきたと思います。
音相理論は、日本語を学ぶ人が必ず通過せねばならない重要な一里塚になることでしょう。
本著はその意味で不朽の名著といってよいでしょう。
理論の開発者、木通隆行先生の偉大なご業績に、心から敬意を表するしだいです。
- (京都大学・一文芸学徒)
音相という素晴らしい世界を知りました
- 「日本語の音相」、深い感動を持って読みました。
音相を知らずに日本語の鑑賞や評論などはできないことをしみじみ知りました。
久々に目の覚めるような感動でした。
有難うございました。
- (富山、日本語研究グループhirai)
日本語と、芸術、文化の核心に迫るもの
- 木通隆行先生の「音相」という画期的な言語、音韻の研究は、日本の「ことば、芸術、文化」の核心に迫るものである!
- 俳句スクエア主宰五島篁風氏(医師)
言語科学の欠落面を衝いた本
- 久々に手にすることができた名著です。
改めて、現代の言語科学の欠陥面をつくづく見せつけられた思いです。
そして日本語の美しさと奥の深さに感動しました。
友人にも勧めています。ご労作に深く敬意を表しつつ、さらなるご活躍をお祈りいたします。
- (札幌、清己)
ますます「音相」にハマりそう
- 前著「音相」(1990年、プレジデント社刊)に興味をもって以来、新聞やテレビなどで学んでおりました。
先日「ネーミングの極意」を書店で発見して、十数年ぶりにまとまった理論を読ませていただき、続いて「日本語の音相」を読みました。
私には、まだ理解不足の点が多いのですが、心から納得できることが多いので、ますますハマって行きそうです。どうぞよろしくご指導ください。
- (K・N)
さらに深まった音相の奥義
- 「日本語の音相」を拝読させていただきました。
音相理論は、前著「音相」(プレジデント社刊)以後深い関心を持っていましたが、今回のものは、非常に深く、科学的、体系的なのでとりわけ感動しました。
今後とも、ご教示のほどお願いいたします。
- (H/M)
世界に通じる凄い著作
- やっと、読み終えました。感想を少々したためます。
1、先生の音相理論は、「日本語の」としなくとも、世界的な言語理論として裏付けられるものが有るように思っています。
前回の著作(プレジデント社刊「音相」)で、そのように感じておりましたが、今回の方が、さらに具体的になったからかもしれません。
2.第一部には、相当な御苦労があったことと思います。
しかし、現代の言語学なんて、無視しちゃっても良かったんじゃないでしょうか?
世界中の言語を、同一の言語体系で捕らえる道を切り開かれた、それだけでも、すごい著作だと思います。
- (上山隆一)
貴兄の優れたことば感覚と、広汎な言語研究がもたらした果実
- 日本語の研究で何か大事なものが欠けているような気がしていましたが、「日本語の音相」を読んで、それがわれわれのごく身近かにありながら全く研究されていない「ことばのイメージ研究」であることに気付きました。
本書は眠っている言語研究の世界に向けた目覚ましパンチだと思います。
貴兄の優れたことば感覚と、広汎な言語研究がもたらした果実といえましょう。
ますますのご健勝とご研鑽をお祈りいたします。
- (長野市山崎克哉)
後世に残してゆきたい現代人の文化
- ことばのイメージを科学的に解明することなど不可能な事と思っていましたが、「日本語の音相」を読んでそれが見事に実現されているのに驚きました。
これは、誰もが心の中で期待していた、日常生活に最も役立つことばの科学だと思います。
こういうものこそ後世に残してゆきたい現代人の文化と言えましょう。
- (東京、坂口洋志)